たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

妊婦が検診を受けないことについて書いてみる

未受診妊婦の話題をちょくちょく目にするようになってから、いろいろと頭に考えがめぐってくるのだが、まとまらない。
まとまらないんだけど、あちことの産科小児科にまつわる記事を読んで、なんとなく書きたい気分が高まったので、(テラも寝たことだし)書いてみる。
一部読んだ先の内容に対応して書く場合もでると思う。
(なにしろまとまってなくて、自分でもどう収拾つけるのかさっぱりわからなくて…)


まずは、産科をはじめとする医療崩壊なんて知らなかった妊婦だった頃の自分の、当時思ったことを書いてみる。


私には、こども三人をみな同じ時期に出産した友人がいる。
三人目の誕生日は一週間も離れていない。*1
たまたま私の方が初回の検診を先に受けていたのだが、後で初回検診を受けた友達が言った。
「検診ちゃんと受けてくださいね、って言われたよ。(出産回数が多くなると、検診を)受けない人が多いんだって。」
お互いに、まさかそんなこと考えても見なかったので、ええーっ、と笑いつつ驚いたものの、そういえば私は言われなかったなあ…
なんでだろ?
二人目を産む前に流産していて、気にかかることが少しでもあれば、心配のあまり通常よりも頻繁に検診を受けに行ったからだろうか?
私はもう、問題無く妊娠出産できて当たり前と思っていないから。
逆に、妊娠出産でたいしたトラブルも無かった(寸前であっても気付かなかった)人は、次の妊娠も同じだと思っている人が多いんだろう。
だったら行かなくなるだろうな〜。
めんどくさいもん。
お金もかかるし。
それに、上の子連れて騒がせないように長らく待つのってほんとに大変だもんね〜…
なんて思った。
しかし、その時には、一度も検診を受けない、とまでだとは思っていなかった。


妊婦検診はめんどくさい。
ほんっとーにめんどくさい。
エコーを見る楽しみや喜びもあるけれど、めんどくさい。
妊娠中に、男はずるいよなー、こんな苦労全くしないで自分のこどもを持てるなんて、と思う理由のうちの一つになるほどめんどくさい。
そして、検診が二週に一回になる頃から、
あー、お金かかるなあ…
と思い始める。
今までに○回行ったから、うわ、約5000×○円使ってるよ、もう。
後◎回だから、約5000×◎円かかるよなあ…
二人目は正期産の期間まるまるおなかにいたから、予定より一万円かかってるもんなあ…
なんで禁煙のために保険が使えるのに、妊婦検診に保険が使えないんだよ。


ちなみに、検診費用の補助は、一定額の補助が二回分。それは血液検査があるとき(13000円くらいかかる)に使って、その日の支払いも通常と同じ5〜6000円になるという感じ。
使い方によって無料検診日を作る事は可能だが、それだと差額分損なので、結果的に検診が無料になった事は一度もない。
そして、その補助のための金券は母子手帳をもらいに行った時の書類の一部として渡されるので、それまで制度自体を知らないし、それ以前に流産した時には全額自費。


仕事に関しては、私はいわゆるお勤めの人ではないから、検診を受けるために気兼ねしたりするような事がなかったのは、幸運なことだ。
妊娠したらやめろの職場では、生まれるまでその嫌がらせのストレスとの戦いも出てくるだろう。
すぐに直接の痛みがあったりするわけではないから、仕事が忙しいからつい、で、取り返しのつかないことになったりすることもあるだろう。


とにかく、妊婦検診はめんどくさくてお金がかかってそうでなくても上の子を連れて検診に行くこと自体が大変なのだ。
大きいお腹で運転するのも大変だし。
そりゃあ、どーせ母子ともに無事に生まれるに決まっている、と思っていたら、行かなくなるよなあ。
しかし、古今東西母子ともに無事に生まれるとは絶対に決まらない。
下手をすると、早い段階で妊婦死亡なんてこともありうるんですよ。
…私がこうしっかりと思えるようになったのは、いつからだろう?
一人目の頃から、簡単に手に入る情報(本数種、両親学級など)は積極的に手に入れてきたけど、今思えばまだ甘かったなあ。
流産の後に、すぐにでもまた妊娠したくて、かなりいろいろネットで調べてから、かなり今に近い知識を得ることができた。
しかし、それでも一部の情報については全くの無知だった。


長くなったのとテラが起きたので、また続きは後で。

*1:一人目は二日違いだが、そもそも予定日が近いことが縁で知り合ったのでそれはあたりまえということにしておく。