たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

元妊婦として

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060823k0000e040068000c.html

冒涜だ!と思ってしまった。
非常に腹立たしい。
だいたい、妊娠出産なんて、キレイゴトじゃない。
命がけで、血まみれ皮脂まみれの新たな命を生み出すんだ。
お腹の中にもう一つの命があるとわかってから、生まれてくるまで、妊婦は一人でその覚悟をし続けているんだよ?
いろいろな不調をひとりで抱えながら、お腹の中で育てていくんだ!
それでも嬉しくて幸せで…やっていけるんだよ。

それを、ブラックボックスに閉じ込めてキレイゴトにしてしまうから、あの写真を見せてはいけないものだと思うようなずれた人間が出てくるんじゃないか?
特に、当事者になるつもりのない/なる立場にない人にとって、ヒトゴトのキレイゴトに。
そんなふうな扱いするから、こどもや子連れに優しくない社会なんじゃないか?
すべての人間にとって、自分にかかわりの深い問題なんだよ?
みんなお母さんのお腹から生まれてきたんだし、親になる人もたくさんいるんだから。


大体、エロ雑誌の水着着ているモデルのほうがずっと青少年に悪影響だぞ?
布の量じゃないんだよ。


私は自分が新生児室でテラを抱いている写真を見て、自分自身がなんて幸せそうに笑っているんだろうと思った。
なんだか、それを踏みにじられたような気持ちだ。


あの写真は確かにインパクトがあるからこそ、それを見た後に、「幸せそうに笑える」ような教育が必要なんじゃないか?
まずは決定権を持つ立場の大人に、だな。


あああー、なんかほんとに、妊産婦と、生まれてきたこどもと、胎児と、命を書けた命を生み出すということを否定されたようで悔しい!!!
「バカ言うヤツがバカなんだぞー!」って言う気分だーーー!!!


つわりの時、私は、お腹に赤ちゃんがいてくれるから気持ち悪くなるんだ、辛いけど、いてくれてよかった、とずっと思っていた。
後々の不調の時も全部。
その気持ちをわかってくれる人なら、きっと「幸せそうに笑える」んだろうな。