たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

静電気の話・パチパチを避けるには

at 2002 01/11 12:18 編集

ふと思い立ったので、理科のお話でも。
(一応、自主休業中ですがこういう仕事を再開したいとは思っているので…)


冬になり、空気が乾燥してくると人と手をふれたり、ドアノブを握ろうとしたりしたときにパチッと衝撃がくることがあります。
これは、体に静電気がたまっていて、電気をよく流すものにふれた瞬間に一気に電気が流れるためです。


これを避けるには、たまってしまった電気をあらかじめゆっくり逃がしてあげることです。
そのためには木や紙などのゆっくり電気を流すものに1秒ほどさわってから金属などにふれるとよいでしょう。
(木などが乾燥しきっていると電気を流しにくくなるので、その場合、可能ならすこししめらせるとよいです。)
車から降りる場合は、ドアの金属部分にふれる前に地面をさわるとよいでしょう。
電気がたくさんたまっていると、砂や草などがすいついてくることもあります。
もしくはシートに座ったまま先に金属のドアにふれ、電気をにがしてから立ち上がるのも良いでしょう。
(案外不意打ちを食らうのが、ふくらはぎあたりが車のボディーに触れるときです。
経験ありませんか?)


ではなぜ体に静電気がたまるのか?
静電気とは摩擦電気ともいい、ものどうしがこすれあってたまります。
多くの人が一度くらいは下敷きをこすって髪の毛を逆立ててみたことがあるのではないでしょうか。
ふだんの生活では服を脱いだり着たりするときにこすれたり、車に乗っているときに服とシートでこすれたりしています。
歩くときでも、靴を引きずって歩く癖のある人は、そのたびに静電気が起きています。


それに加えて、電気の通りにくい素材の靴を履いていたりシートに座っていたりすると、体に電気がたまっていって、金属などの電気をよく通すものにふれた瞬間、一気に電気が流れ、痛い思いをするのです。


よく静電気体質なんて言葉を聞きますが、実はそうではないんですね。
静電気がたまるのは、体質とは関係はないんです。
服や靴のの素材や歩き方、ふるまい方がパチッとくるかこないかに関わってきます。
つまり誰でもちょっと気をつければ痛い思いをしないで済むようになる、ということなのです。