たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

高校化学を必修にしてほしいんだけど

まず、一連のまとめはこちらに。
NATROMの日記
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100805#p1


日本ホメオパシー医学協会のコメント
http://jphma.org/About_homoe/jphmh_oshirase0805.html
注:話のすり替えにうっかりはまらないように気をつけながら読むことをお勧めします、とあえて書いておく。


おかしいということがわかりやすいと思ったポイントを。

川嶋氏の発言として掲載されていますが、ホメオパシーのレメディーは、薬ではなく食品となっており、レメディーを与えることは医療行為に当たりません。レメディーがあたかも薬であるかのような表現をすることは、事実誤認であり、多くの人に誤解を与える表現です。

レメディーは、薬ではなく食品」とはっきり言われています。
ネット通販のレメディーを見てみたら、名前が違う物が、いくつも「ショ糖100%」になってましたし。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1278636524#CID1279966169よりたどる。)

ホメオパシーは現代医学とは全く異なる考え方をし、専門知識が必要であり、ホメオパシーをしっかり学んで資格をとったものがプロのホメオパシー療法家としてホメオパシー療法を行うべきであり、現代医学の医師や歯科医師といえども、ホメオパシーをしっかり学んでいないものが行うべきではありません

一方で、全世界的にもホメオパシー代替医療の主流と認められており、世界各国の空港、スーパーマーケット、ドラッグストア等で誰でもレメディーを購入することができ、セルフケアの方法としても一般的です。川嶋氏の医師しかホメオパシーを扱うべきではないという考えは世界的な流れに逆行するものです。

どっちやねん
(引用内強調は私がしました。)

100倍希釈を30回繰り返した場合、10の60乗倍希釈となり、原成分はほぼ残っていないのではなく、1分子も全く、残っていません。

※約10の24乗倍希釈で原成分は1分子もなくなります。

つまり、砂糖以外の成分は全く入っていない、とはっきり言われています。


で、(6)に対する記事

kikulog
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1281022493


こちらをぜひ参考に。
非常にわかりやすい。


ついでに、よく値段についての話を出してくる人がいるのですが、トータルで投与する量がわからないんだけど、
K2シロップ
用法・用量(この薬の使い方)
 通常、新生児に1回1mL(主成分として2mg)を1日1回服用
薬価
 1mLあたり27.8円
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1278636524#CID1279907562


レメディー名:Vita-K
約30粒で580円(6C、30C)
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1278636524#CID1279982743


だそうです。
(上記ブログ以前の記事コメントより。)


とりあえず、割り込みが多すぎてまとめられないので*1、今日書くのはここまで。


追記:
新小児科医のつぶやき
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20100806
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20100807
8/7の記事の、以下の部分は、私も強く思っていて書き漏らしたところ。

本件に関連したマスコミ報道の中で、あたかも乳児死亡がホメオパシーに原因があるかのあるかのような印象を与える記事を見かけますが、そもそもホメオパシーレメディーをとって死亡することはありえません。


楽しい主張です。「ホメオパシーレメディーをとって死亡することはありえません」は同意します。砂糖粒を飲んで死ぬ人は珍しいと思います。乳児に与える場合には窒息の危険性もあるかもしれませんが、そこは置いておきます。

私も砂糖なめたことが原因で死ぬ人はそうそういないと思う。
砂糖なめたから病気が治ると思って、適切な治療を受けず、後遺症が残ったり死んだりする人がでてくることが問題なの。


ここだけは急いで書いておかないとと思ったので。

*1:夏休みだからね…ここまで書くのに数時間かかったよ…