たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

脅威と恵み

最近、ルナソルを寝かしつける時のお話に、キツネの兄弟の半創作を話している。
元ネタをそのままお話にしようと思ったのが、きちんと覚えていなくて、話しやすく適当に変えつつ時には全くの創作で…という流れになった。
その元ネタ。
https://www.amazon.co.jp/dp/4592177967/?tag=hatena_st1-22&ascsubtag=d-159p
ああ、だいぶ前のだから、画像が無い…
簡単にどんな話かと言うと、北海道版マンガ版ピーターラビット実際はキタキツネENDO節、といったところか。
アルビノのキタキツネ、スマリを取り巻く仲間達の話なのだけど、なにがいいって、自然の中に暮らす動物を擬人化した話なのに、エセコロでもネオ自然崇拝でもないところが良い。
この手のネタは、「自然ってイイよねー♪」的な、脅威や淘汰を全く無視した、恵みだけ享受する、つまり美味しいとこ取りの「田舎に住みたーい♪(都会まで車で一時間、虫無し希望)」みたいな物になりがちなのだが、それが無い。
それでいて、あのピーターラビット的な雰囲気が醸し出されており、なおかつENDO節が活きている。
この人の本は、ええはなしや〜と言うものが多いが、それが偽善的でなく、そこがなお「ええはなし」にしているところが好きだ。
だから、ハッピーエンドばかりでなくても当たり前に心に染み入ってくる。


ぜひこれを絵本で出して欲しいなあと思うのだが…無理だろうなあ。