たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

診療時間と待ち時間

久々にちょっと書いてみる、というか、素朴な疑問。
まずは前振り。
こどもたちがかかりつけにしている小児科の評判は、「口が悪くてすっごくムカつくor傷つくけど待ち時間が無いに等しい」、だ。
ただし、そういわれるまで口が悪いことに私はあまり気付かなかった。*1
その腹立たしさに、二度と行かない!!と激怒している人もいるが、それでも、多くは案外よく行っている様だ。
それは待たなくて良いから。
高熱で苦しむこどもを何時間も待たせたくないとか、待合室でもっと重い病気をうつされたら大変、とか、待ちたくない理由はいろいろある。
友達と話をするとき、(経営は)大丈夫なのかなあ、と話題になるくらい人がいないのだ。
しかしそれは人が行かないからではなくて、診察・事務処理が早いからである。
実際、風邪の多い時期や多い時間帯になると、それでも三人くらいは待つことがある。
その間に三人くらい会計をして薬局へ向かう。
そして会計待ちの間に三人くらいまた人が来る。
先日丁度こんな感じだった。
だから、待つと言っても30分も待たないくらい。
逆に、そんなに待ったら「○○病院なのに待ったよ〜(笑)」とネタになり、風邪はやってるんだねーと続くくらいである。


さて、何科でも、病院へ行くような状態のときに長時間待つのは結構つらい。
最近、産婦人科での助産師外来の記事を目にするが、ちょっと疑問に思うことがある。
高度な疑問でなく素朴な疑問。
医師の負担を減らす(本当に減るかどうかは別として)目的のほかに、検診を受ける側が、長く待ちたくないからという理由もあるようだ。
そしてその診察内容は、満足いくように最低でも30分かけて丁寧に話を聞いたりするらしい。(数字や詳細はうろ覚え)
……なんかおかしくない?
自分より前に人がいたら、A:自分が受ける診察時間×B:人数÷C:診察できる人の時間待つのはあたりまえだよね?
Cが増えてもAも増えたら待ち時間は変わらないんじゃあ……
待ち時間を減らすって事は、A、Bを減らしてCを増やすって事はだれでもわかると思うけど、例えば完全予約制にしてBをものすごく減らして、待ち時間ほとんど無し、Aたっぷりなんてとこもあるだろう。
Bの権利を獲得するための争奪戦がオプションでついてくるけど。
Cを劇的に増やす事は非現実的。無理。
ならば、Bが減らせない場合、Aが減るしかないし、Aが極限まできてしまえば出てくる数字D=待ち時間が長くなっていくしかない。
Aを減らしたくないなら、Dが増えるのをもっともっと受け入れるしかない。
まあ、診察する人にとっては、時間外労働が延々と続くことになるのだが、今回ちょっとそれは横に置いといて…*2


現実的には、Bは減らせない、Cもわずかしか増やせない、だからAが減ってるんだよね。
そこを減らしたくないなら、Dは長くても受け入れないといけないんじゃないかなあ。
いつ自分がタッチの差でBからあぶれるかなんてわかんないのに。


うーん、それともそんな事は気にしなくて大丈夫な何かがあって、私の方が物知らずなんだろうか。
疑問だ。

*1:思い当たる理由はあるが、自画自賛のようになるので、まあ、理系思考の人と、対極ではあるが図太いヤンキー体質の人は気にならないだろうなというくらいでとどめておく。

*2:そういえば、ルナの妊娠中だったか、あまりの診察時間延長に「先生お昼ご飯食べる時間あるんですか?」とスタッフの人に思わず聞いたことがある。自分もその一因だからそれ以上の事は言えなかったが。