たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

私の日記をソースにする人はいないと思うが…

以前途中まで話題にしたので、その後について載せておく。
今後は経過説明は多分追いきれなくて載せないので、リンクをたどったりしてあちこちいろいろ読んで欲しい。

・NICUのなかった場所で、児の救命なんてありえない!大淀病院事件http://obgy.typepad.jp/blog/2007/12/post_1341_6.html

・CTを撮りに行ったら、呼吸が止まっていたのでは? 大淀病院事件http://obgy.typepad.jp/blog/2007/12/ct_f7d9.html

http://obgy.typepad.jp/blog/2007/12/post_2ca3.html

http://obgy.typepad.jp/blog/2007/12/post-f312.html


今後もいくつか追加があるかも。


ついでに、思ったこと。
素人だし、なるべく一方によらないように書く努力をしてみる。
(しいて言えば、こどもが一番、亡くなった産婦が二番。心情的にどうしてもそうなる。)
自分の経験や、妊婦に対する狼藉話*1などいろいろもとにして…
遺族が母体を助けることを優先するのはわかる。
そして意思は伝えておかなければいけないとも思う。
しかし、結果として、母体は助からず、こどもは奇跡的に助かった。
……「こどもはあきらめるから母体を助けて欲しい」と言っていたと、こんなに、こんなに何度もあちこちの記事で読んで辛くなった。(二度目くらいに話題にしたときに、そのときに知った内容で。)
こどものことを思うと、検証に必要だろうとは思うけど、こどもだけが助かった現状でそのせりふや実際母体を助けるために胎児には危険な処置をとっていたことを目にするのは、人の親となった自分には辛くてたまらなかった。
重ねて言うが、その処置が悪いとかそれを選ぶのが悪いとかは全く思わない。
そして書くことがいけないなんてこれっぽっちも思わない。
検証するためには、あれは重要な事柄だ。
それでも、こどものことを思わずにはいられなかった。
そして、書いている人だってそうだったのではないか?それで書くのは辛いのではないか?とも思っていた。
将来こどもが目にしたときに、これはしかたないんだよ、こういうもんなんだよ、君が生きている事は単独でよかったことなんだよ、君のお父さんもお母さんもそう思っているよ(思っていてほしい)、と伝わる何かがないと、辛いよ。
できれば、そういうことも一緒に書いてくれないかな…
そして、裁判になると知ったとき、この点が気になった。
この主張抜きに裁判はできないだろう。
そして、予想どおりその主張はなされている。
しかもこどもが原告の一人に入っている。
司法の現場では当たり前らしいんだけど、なぜ入れたの?
はずすことはできないの?


なぜ遺族は裁判したのだろう?
仕方が無いことだと思えなかったからだよね?
ではなぜ「仕方がないこと、結果は残念だが医者は良くやってくれた。」と思えなかったんだろう?
説明がひどかったのか?
説明時の言い方が悪かったのか?
逆に理解力が低すぎたのか?
理解する気が無かったのか?
まさか出産で死ぬ事はありえない(と思い込んでいる)からはなから受け入れる気が無いのか?
それとも煽る第三者がいるのか?


医者でないものに最初からわかれといっても無理だ。
しかし、医者が素人にもわかる内容で、誠心誠意込めて、遺族の怒りと悲しみを受け止めた上で「ベストを尽くした」ことがしっかりと説明されているなら、これ以上何を求められるだろうか。
せいぜいが気持ちの整理がつかない間の八つ当たりをボランティアで引き受けてもらう程度か?
(良いことだとは思わないが、それなりにあることではないのかと推測。)


明らかな医療ミス、本当なら助かったはずなのに、ということならとことんまで裁判するのもありだろう。
そうでないなら、自分を見殺しにするべきだったなんて、こどもに主張させないで欲しい…
それにね、私がこの産婦の立場だったら、自分のあんな状態をあちこちでさらされるのは嫌だ。
家族にはそんなになってしまう状況を作らないで欲しい。
当事者の、母子のことを第一に考え…るのはいけないことなのかな…わからない…


そして私が「遺族」になったらどうするんだろう?
「仕方なかったこと」なら、感謝しても、死んだから訴えるなんてとんでもない。
「明らかな医療ミス」なら、訴えるだろう。
それをどうやって判断するのか、冷静に正しく判断できるのか?
自信が無いと言うよりも、さっぱりわからない。
最悪の場合に、少しでもまっとうな判断ができるように、いまのうちに可能な知識は蓄えておきたい。


数少ない、私が今きっぱりと言えること。
この子が、将来、この件で理不尽に辛い思いをしませんように…
奇跡の健康を損なうことなく、すくすくと育ちますように…

*1:一番衝撃的だったのは、「嫁は死んでもいいから孫を助けて!」と、その嫁の実の親の目の前で言い放った姑の話。