たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

余裕と均衡

銀色夏生が「Balance(バランス)」のカバー見返しかどこかで、「世の中(人生だったか?)で重要なのはバランスだと思う」と言うようなことを書いていた。
初めて読んだ当時は高校生だったため、それについて「そうかぁ?」と思っただけだった。
それはある意味、良いほうに傾いた、バランスの悪い環境にいたからだろう、と、過去を振り返るとそう思える。
今は、いろいろな場面で、ああ、バランスだよな、と思う。
しかし、それだけではすぐに破綻する。
余裕のない状態で、ギリギリのバランスを保っていても、ふとしたきっかけですぐに崩壊するだろう。


何か起こったときに、ぶれる事はあっても、次第に安定する方へ向かえるだけの、遊び、余裕。
成熟した社会にしか存在し得ないものだけど。