たまごや日記

日記だから文章はてきとう。過去の私と今の私の間には別人になるようなエピソードが挟まっているかもしれません。

エーデルワイス

SSU2005-04-03

先日のCommAさんの日記を読んでどうしても思い出してしまう人物がいる。
以前の仕事仲間で、会ったばかりの頃バイオリンを弾いていた。
その時、近々スタジオ借りて友達と一緒に録音をする予定だとか言っていた。
それなりにキャリアを積んでいる人なんだろうなと思った、ていうか、思うよね?


それは間違いだと気づくのにそう時間はかからなかった。
演奏聞きゃすぐわかるって……


彼はまだバイオリンを初めて一回発表会をした程度で、しかもその友達は、自分が録音したいから伴奏をさせるために「おまえやれよ」と言ってはじめさせた*1こちらも初心者だった。
彼は発表会の時、上手く弾けないとステージで「あれっ?なんで!」と怒りながら演奏しているらしい。
私だったらそんなときとても恥ずかしくなるのだが、どうやら彼は違う感性の持ち主のようだ。
録音はと言うと、当日だか直前だかに8万円もする弓が折れて、無期*2延期になったらしい。


そんな彼は、例えば小学生にも「音痴〜」と言われるほど、チューニングめためたで音も安定していない状態だった。
何よりも私を苦しめたのは、仕事で一緒に演奏するときに、エーデルワイスを「さんはいっ」で始めようとすることだ。
そして、なぜそれで私が苦しむのかも理解できないようで、それが更に私を苦しめた。
その話を音大卒業生*3の皆さんにネタとして披露したら、大変喜んでいただいた、っていうか大ウケ爆笑!!!


先人の知恵として、せめてチューニングは正しく、ということと、曲ばっかりでなく基礎練習をきちんとしたら絶対今より上手くなると何度か言ったのだが、「プロになるわけじゃないんだからいい!」と逆ギレされたので、我慢して彼の音を聞かないように、さんはいで出だしがずれてもそこそこ合わせて演奏できるように耐えていたっけ。仕事だったからね


……CommAさん、そのにいちゃん、顎出てませんでした?(笑)


ついでに。
昨日浜松に行ったのだが、野外で金管クインテットのイベントがあった。
遠くから音が聞こえてきたとき、「上手いっ!!!」*4と、すぐにわかった。
実はあまり耳には自信がないのだが(わかってるとは思うんだけど…弱気)、聞いた瞬間「上手いよ、プロ?」と思わず口にしてしまうくらいだった。*5
野外であんだけの演奏ができるなんて、絶対セミプロ以上だと思ったら、やはり音大卒のユニットだった。
あー、よかった。耳間違いじゃなくて(^^;←やっぱり弱気


さ、私も6月に向けて頑張ります!*6

*1:彼らはすごく仲良しです。

*2:仕事も忙しくなってきていたと言う理由もあることにしておいてあげよう。

*3:仕事関係で。もちろん彼とも面識有り。

*4:基本的にふと音が聞こえてきたときは、アマ集団のすごく上手いところ以上を「上手い」の基準にしています。プロの演奏で甲乙付けるときはもちろん基準が変わります。って、補足不要かな。

*5:まあ、話す相手が相棒だったから、間違えてもさほど弁解せずにすむからきっぱり言えたというのもあるが。

*6:既に指が回らないー!なんて言ってる時期じゃないよね(汗)もちろん怒りながらなんていたしません。怒られてもしょうがないとは思うけど、そうならないように頑張ります。